節約家の祖母

私の父方の祖母は超がつくほどの節約家でした。今は亡くなっていますが、生前は本当にコツコツと貯蓄をしていました。

でも、決してケチなわけではありません。祖母は自分にお金をかけないのです。周りの家族や親戚、友人には何かある度に贈り物をしていました。祖母の口癖は「みんなの笑顔が私の元気の源。」でした。

私も祖母からはたくさんの贈り物をもらいました。お祝いごと以外にも、可愛い靴を見つけたから、といきなりプレゼントしてくれたこともありました。

そんな優しい祖母ですが、祖母の身なりはお世辞にも綺麗とは言えませんでした。よれた下着を着て、糸のほつれたズボンや穴の空いた上着をいつも着ていました。周りが新しい服を買ってあげても「勿体無いから。」と箪笥にしまうのでした。

父が言うには、戦時中を生き延びた人だから、物の有り難みを誰よりもわかっているんだとのことでした。

少しくらいのほつれは手直しをして、野菜などは皮まで美味しく調理して食べていました。その分、浮いたお金は貯蓄に回していたのです。

私は祖母のそんな姿をとてもかっこいいと感じていました。物が溢れかえっている現代は、便利になった分、ものを大切に思う気持ちが希薄になっています。

私は今、祖母のやり方で貯蓄を頑張っています。さすがに破れた服は着ませんが、物を大切に扱うことが節約に繋がると思っています。